サカイクより
『考える力を奪ってる大人たちの過保護』
学校に着いた子どもは忘れ物をしたことに気づきます。せっかくやった宿題を置いてきてしまった。
先生に怒られる。なんて言い訳しよう…。忘れたけど宿題やったなんて信じてもらえないよな。取りに帰る時間はあるかな…。
短い時間に子どもの頭はフル回転して『どうしようか』と必死に考えるはずです。しかし、これを先回りして届けてしまったら…。子どもは忘れ物をしたという自覚もないままなんとかなってしまいます。
子どものうちは親が守ってあげないと、という気持ちはわかりますが、子どものうちは忘れ物や失敗は、大人になってからの失敗にどう対処するのかのトレーニングの場でもあります。忘れ物をして戸惑ったり、代わりになるものを探したり、誰かに借りたり、言い訳をしたり…。
忘れ物をしたことではじめて経験するピンチの瞬間に、何を考えどう行動するかによって得られるものもあるのです。